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介護保険見直し案(要介護1,2→総合事業)

2024年4月以降の介護保険制度の見直しを巡り社会保険審議会で議論が始まりました。その中で、要介護1、2の人が全国一律の運営基準で介護福祉士が提供する「介護給付」と呼ばれるサービスを受けていたのを、自治体が提供する「介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)」のサービスに移行する案が議論されています。総合事業は市区町村が運営基準、報酬を独自に決められ、予算に制限があるのが特徴で基準を緩和して報酬を低くすることができる為、介護保険費用を抑えられるとの国の狙いがあります。この案に対して8つの介護団体が専門的サービスが提供できず重度化を招く恐れがあるとして反対の要望書を出したようです。個人的にも、例えば認知症の場合、要介護1、2の段階で介護職員の専門的なサービスを受けないと認知症の進行を早めてしまうと思っていますので、介護サービスの質を落とさずに介護保険費用を抑える策が必要なのではないでしょうか。#介護保険 #介護給付 #社会保険労務士